海外FX 税金 損失

海外FXでは、利益が出れば課税対象になりますが、損失が出た場合の取り扱いは国内FXと大きく異なります。
間違った申告をすると、せっかくの損失を有効活用できず、翌年以降に不利になることもあります。ここでは、海外FXの損失に関する正しい知識を整理します。

■ 海外FXで損失が出た場合、申告は必須ではない

年間トータルで損失(マイナス収支)だった場合、確定申告の義務はありません。
ただし、同じ年に他の副業収入(雑所得)がある場合、その損失を一部通算できるケースもあるため、取引記録は必ず保管しておきましょう。

■ 海外FXの損失に関する大きな制限
① 損失の繰越控除はできない

海外FXの損失は、翌年以降に繰り越して利益と相殺することができません。
これは国内FX(申告分離課税・最大3年繰越可)とは異なる点です。
そのため、同じ年のうちに損失を他の所得で調整する以外、翌年に活かす方法はありません。

② 国内FXや給与所得との損益通算は不可

海外FXの損失は「雑所得(総合課税)」、国内FXは「先物取引(申告分離課税)」に区分されるため、税区分が異なり通算できません。

給与所得や事業所得など、他の所得とも損益通算はできません。

③ 同じ「雑所得」内でのみ損益通算が可能

例えば、以下のようなケースでは通算できる可能性があります。

海外FX A社で −30万円、B社で +20万円 → 通算後 −10万円(損失)

海外FX −20万円、副業ブログ +10万円(雑所得) → 通算後 −10万円

ただし、副業の内容や所得区分によって扱いが異なるため、税理士への確認が安全です。

■ 損失を活かすための実務ポイント

同一年内の損益を正確に把握する
海外FXの損益は業者ごとに年間取引報告書がない場合も多いため、MT4/MT5などの履歴を自分で集計します。

損失でも取引記録は保存する
取引履歴・出入金明細・口座残高などを保存しておくことで、将来の税務確認や証拠として活用できます。

国内FXと使い分ける戦略を立てる
損失繰越を活用したい場合は、国内FXでの取引を中心に行うのも一つの方法です。
一方で、海外FXはレバレッジやボーナスの自由度が高いというメリットがあります。

損益通算の範囲を専門家に確認
副業や仮想通貨など他の雑所得がある場合、通算可能かどうか税理士に相談するのが確実です。

■ まとめ

海外FXの損失は繰越不可・他区分との通算不可という制限がある。

同一年内での雑所得同士の通算は可能だが、要件の確認が必要。

損失のみの場合でも、取引履歴を保管しておくことが重要。

将来の利益や税務調査に備え、記録と整理を徹底する。

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